不死鳥の如く甦れ 近藤誠一

ちょうど昨日(これを書いているのは2022年11月30日)、麻雀のプロリーグであるMリーグに所属する、セガサミーフェニックスの近藤誠一選手が、今シーズン初トップを獲得した。ただただそれを誰かに伝えたくて、今日はまとまりのない文章を書きたいと思う。

 

彼にとって、これまでの今シーズンは苦悩の試合が続いていた。とにかく手配が悪い、勝負をかけたら和了られる、そんな状況の中で我慢我慢我慢…の試合が続いていたように感じる。

元々、近藤選手は高打点を狙い、手を仕上げていく「劇場型」の雀士であると僕は思っていて、そんな彼が作り出すまるでドラマのような牌譜が大好きで、彼の試合を定期的に追いかけるようになった。

 

今シーズンからMリーグ最年長の選手になったことから、より「大御所感」が出てきたこともありながら、なかなか結果に結びつかないことは、彼にとっても相当つらい日々だったのではないかと思う。

Twitter上でも、ファンとのコミュニケーションの中で冷静にコメント返しをしている姿などを拝見していて、僕自身もとてもつらい日々が続いていた(なんでやねん)。

 

ようやく昨日!その近藤選手が待ちに待った今季初トップを獲得した。これまで我慢して来た、彼の立ち回りが存分に出たような一局で、ようやく運が巡ってきて、長い長い呪縛から開放されるようなきっかけを得られたのではないかと思った。

 

麻雀は運に左右されるゲームである一方で、読みや思考など、知れば知るほど奥深いゲームであることはなんとなく個人的にも分かっていたが、その運の偏りがプロの世界でもここまで偏ることがあるのか、というくらい今シーズンの近藤選手は追い込まれていたように感じている。

昨日の一局での、東四局の親の局面で、なんとか親を継続させるためにまずは上がってから、徐々に流れが近藤選手に偏っていき、今回のトップにつながったのではないだろうか。

 

大したことは書いていないが、とにかく僕は近藤選手の麻雀が大好きなので、この勝利をきっかけに、いつものようなドラマティックな麻雀を見せてほしいと願う。

twitter facebook twitter facebook

芳賀 巧

2016年人材研究所入社。野球ばかりをする人生を送っておりましたが、最終的に大学入学前に寮を脱走し、そこから大いに学生時代を謳歌していました。元々人や組織に対する興味関心が特別強かったわけではなく、様々なご縁から入社をしました。二女の父で、週末は娘と公園でよく遊んで(遊ばれて)います。趣味はこれと言えるものはあまりありませんが、強いて言うなら麻雀が好きです(ただし、めちゃくちゃ弱いです)。お酒を飲むことも好きですが、プリン体が気になる年頃なので、最近はプリン体ゼロのノンアルコールビールを飲むことが多いです。

人気記事

  • 「人事は孤独である」ことの正体

  • 「人」について若造が語ることの重み

  • 僕たちの会社と仕事について

人と組織の可能性を
信じる世界を目指す
人材研究所では組織人事の問題解決を
通じて企業様の未来を応援しています。