木下雄介
承認欲求は悪いことなの?
■承認欲求は”悪”?
10年前ぐらいでしょうか。
転職活動をしていて、「あなたはどんな人か」と問われた際、素直に「自分は承認欲求が高いです。ただそれを頑張るエネルギーに変えて、、、、」みたいなことを言った覚えがあります。はっきりは覚えてないですが…。
選考結果は、承認欲求が高いからNGとのことでした。
承認欲求ってそんなに悪なの?
と、疑問に感じたことを覚えております。
面接に落ちたこと自体は総合的な判断ですし、ひとえに相対的な判断結果で、私の魅力が足りなかっただけといえば、それだけの話です。
ただ、何か違和感を感じたのを今でも覚えています。
■あの本の影響からか
ベストセラー「嫌われる勇気」にて、承認欲求を否定せよ的なメッセージが大々的に打ち出されたことによる影響が強いようにおもいます。
ただ、そのことを否定している人もいます。
そもそも最終的には共同体感覚のようなことを言っているため、承認欲求の上になりたつような話をしている。
承認欲求自体を否定しているのではなく、承認欲求には二種類あり、それは自己承認と他者承認。過剰な他者承認を否定しており、むしろ自己承認は肯定している、と。
■大事なのは受け入れてどう使うか
最近アニメのナルトを1話からみています。
ナルトは一言で言うと、承認欲求と片思い成就のアニメだと思います。(偏見がすぎるかもですが笑)
よくあるセリフに「あの人に認められたい」
認められたいが故に必死に頑張る姿が印象的です。
ということを書いていると、リクルート時代のナルトみたいな先輩がこんなことを言っていたのを思い出します。
「大事なのは想いの種類ではなく、想いの強さだ。認められたいでも、お金欲しいでも、モテたいでも何でもいい」
確かに過剰な他者承認は、良くないことなのは理解できます。
私としては、承認欲求を完全に消し去るのではなく、それを認めて、そういう自分を受け入れて、頑張るエネルギーに変えて頑張ればそれでいいじゃない。と、思います。
自来也vsペイン編で、天国からナルトの肩をぽんっと叩いたシーンで号泣した平和な週末に感謝しながら今日は眠りにつこうと思います。