1on1をやってみて

こんにちは、最近健康に気を使いだした木下です。

 

愛してやまないフライドポテト、ハンバーガーを我慢し、よさげな蜂蜜、お茶など食事から見直しています。口に入れるものに関しては、ケチらず、ある程度いいものを食べていきたいです。

 

さて今日は1on1について、実際やってみてどう感じたかを書いてみたいと思います。

珍しく真面目な話です。

(最近お笑いとか全然関係ないこと書いていますが、目をつぶっていただけるとありがたいです…。)

 

結論、オンラインで部下の状態を掴みにくいため、今のところ必須だと感じています。

 

弊社は、現状出社規制はなくリモートワークが中心です。そのため、部下の状態を観察することが難しくなりました。当たり前ですが状態を適切に把握できなければ、さまざまな対応がすべる確率があがります。

オンラインの会議でもそれは可能、という話はあるかもしれませんが、会議中は全員スイッチが入っているので、本当の状態が分かりにくい。

また、オンラインだと非言語的手がかりが減少すると言われていることや、補正で顔色をよくすることもできるため、さらにわかりにくいのです。

※非言語的手がかり:言葉以外の情報。ジェスチャー、アイコンタクト、表情、アクセント、髪型など

 

そこで、私なりに意識していること、大事だと思うことを偉そうに書いてみたいと思います。

 

■場作り編(個人的にここが1番大事だと思います。)

・まずは信頼関係を築く。(よくある傾聴のスタンス)

これは言わずもがなですかね。聞くこと、否定はしないこと。一緒に考えること。

 

・1on1=恐怖、不安、面倒などという印象を与えない。

アジェンダは決めない、雑談ウェルカムな空気作りをする。

部下の状態を正確に把握しないといけない。前述の通り、顔色や非言語的手がかりで状態を把握することは難しいため、状態をなるべく部下自身に語ってもらう必要がある。そこに恐怖、不安、面倒などの感情があると、正確な情報を拾うことができない。いきなり肩を回しすぎて温度差がないようにする。

 

・なるべく毎週開催、変更権限を付与しずらしてOK。

ここは意思を持って定点観測をして状態を把握した方がいい。

 

■情報収集編

・現在の業務の状態を言語化してもらう。

仕事の状態について、量、質の観点でどう?と聞いて、案件ごとの状態を細かく聞いておく。量については数値化してもらう(95%とか)

 

・労働生産性をマックスまで引き上げるために、邪念があったらお祓いする。(精神支援)

不満とか引っかかりとかあったら聞き、なるべくその場でお祓いする。

 

・難しい仕事をアサインした際は、つまずいているポイントを聞く。

 

・大きな仕事をしたあとは必ず振り返りの質問を繰り返す(内省支援)

 

■アクション、対策編

・アサインは本人のちょうどいいプラスα

7、2、1の法則にもあるように、人は仕事によって成長する。(とくに弊社はプロジェクトベースの仕事のためなおさら)、だからこそ正確な状態把握を基にした適切なアサインをするために関係者の調整をする。

 

・リソース提供(業務支援)

難しい仕事でつまずいている場合、ヒントを提示する。

提示できるように、日頃から誰がどんな仕事をしていて、どんなナレッジがあるのか把握するように努めておく。※思考を奪いすぎないように注意する。

 

・大事なことはメモして上司間共有

Trelloなどのツールをつかって、メモをして全員に共有し、上司間での認識の齟齬がないように注意する。

 

・なるべくタイムリーで事実に即したフィードバックを

ここも言わずもがなですかね。

 

いかがでしたでしょうか。当たり前や!とか、ちょっと寄り添いすぎ、と思うところもあるかもしれません。

確かにこのままのやり方だと組織が大きくなった際に認知限界をこえ、対応しきれず、部下間で不公平感を与えかねないことも考えられます。私も探り探りやりながら組織の状況に合わせて無理に体系化せず、目の前の人にあった対応をしていきたいと思います。

 

引き続き精進してまいります。

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木下雄介

愛媛県出身。新卒で飲食ベンチャーであるきちりに入社後、リクルートに不動産広告の営業職として転職。 飲食ベンチャーでは成果が出ている店舗は“人”のコンディションがいいことや、“人”をマネジメントすることの難しさを感じた。リクルートでは“人”の課題で苦しんでいるクライアントと対峙してきたことから、漠然と“人”に興味が湧いていた。そんな中で当社の「結論ありきのコンサルティングはしない」というスタンスに魅力を感じ入社を決め、今に至る

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