人生教訓シリーズEp1 〜悪魔の囁きに魂を売った少年〜

こんにちは、ようやく猫と信頼関係を結べてきている木下です。

猫の気持ちになって、遊んでほしそうなときに遊ぶ、これを実直に実行した賜物です。引き続き精進したいと思います。

 

今日は、僕が人生で得られた教訓を偉そうに語っていこうと思います。

書いてみると大量に出てきたので、何回かに分けて書いていきますのでお付き合いください。

 

幼少期編

===

■嘘は己を破滅させる ~幼稚園で縄跳び何回飛べたか選手権にて~

田舎のある幼稚園に通っていたときの出来事です。

幼稚園児の中で強者は、

・身体がでかい

・足速い

・何を口に入れても平然としてられる

・縄跳び飛べる回数が多い

やつだったと記憶しています。

当時の私はというと、かなりおとなしめな幼稚園児(クレヨンしんちゃんでいうところの、まさおくん)でした。身体も大きくなく、特に足が速いわけではない、口には食べ物しか入れたくない、そこで限られた選択肢は、縄跳びでした。

縄跳びは自己申告制だったので、「嘘つけるやん」とたかをくくった私は、実際の10倍ぐらいの数で申告してみました。

すると、その数を聞いた周囲の人間は一瞬驚いた顔を見せ、心の中で「すごい」と言っているのが聞こえてきました。

 

しかし次の瞬間「じゃー飛んでみてよ」

 

こうなったら終わりです。流石に10倍はやりすぎました。

実際に飛んでみて飛べるはずがなく、まさおくんからの脱却はできず、幼稚園児生活を送ることになりました。

人は異常値に対して証拠を求めるのです。やはり嘘はよくないです。つくとしても程よくついたほうがよいです。4歳のときの学びでした。

 

■振り切った行動は意外と称賛される ~悪魔の囁きに魂を売った少年~

5歳ぐらいのときでしょうか、当時(も)ドラゴンボールが流行っていました。親の買い物についていくときは、ドラゴンボールのガチャガチャをなけなしのお小遣いでやるのが楽しみで仕方ない状態のころの話です。

ドラゴンボールのガチャガチャで、5歳児の私がどうしても欲しかったのは、悟空とかベジータのフィギュアではなく、ドラゴンボールのガチャガチャから出る、ドラゴンボールのガチャガチャそのもののミニチュアでした。ガチャガチャから小さいガチャガチャが出る、マトリョーシカシステムに、子供ながらにロマンを感じていました。(今考えると全然理解できませんが)

 

そこでいつものようにいっちょやってやるかと、意気込んで100円を投入します。

ガラガラ、ガラガラ、ガラッ

(と、回すときの音が、なんとも言えない高揚感を沸き立たせてくれるのを思い出します。)

 

結果は、出ません。

「今日も不発か、ちぇっ」と5歳児の私は諦めかけていました。

しかし、自分の財布に目をやると、のこり200円入っています。悪魔の囁きが聞こえたのをなんとなく今でも覚えています。「回せばいいやん」と。

 

残りの2回を回すと、

数%の確率で、マトリョーシカシステムミニチュアガチャガチャを手に入れられるかもという期待と、95%の確率で親の「怒り」を買うことになることを自覚していました。

 

怒られるのは怖い、子供にとっての親の怒りは本当に怖い。

その代償を払う必要があるのか。という葛藤を30分ほど繰り広げていました。

 

結果、悪魔に魂を売る決断をしたのです。

怒られて、あのマトリョーシカシステムミニチュアガチャガチャが手に入るのであれば、安いものだ。リスクをとったわけです。5歳児の決断としては大きな決断でした。

 

3回目になんと、、

 

マトリョーシカシステムミニチュアガチャガチャが出ました!

 

喜びのあまり飛び跳ね、5年間の人生で一番うれしかったことを覚えています。

縄跳び回数虚偽申告により嘘は駄目なことと学んでいる&腹をくくった私は、

「思い切って3回やったら、でたよ!!」と、水戸黄門が紋所を見せる勢いで、親に自慢してやりました。

すると、怒りを通り越して、笑われたのです。

 

5歳児の私は、また学びました。

ある程度のリスクをとらないと、相応のリターンはないこと、

また、正直に生きることが正義であることを。

 

つづく。

===

 

またまた、お前は何を書いてんねん。と怒られそうですが、もう自由にかいてやると、当時の5歳児の私がガチャガチャを目の前にしたときのように腹をくくっているので、怖いものはありません。

 

また人生教訓シリーズを書いてみたいと思います。

 

今日はこのあたりで失礼します。

最後まで読んでいただいた方、本当に感謝します。ありがとうございました。

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木下雄介

愛媛県出身。新卒で飲食ベンチャーであるきちりに入社後、リクルートに不動産広告の営業職として転職。 飲食ベンチャーでは成果が出ている店舗は“人”のコンディションがいいことや、“人”をマネジメントすることの難しさを感じた。リクルートでは“人”の課題で苦しんでいるクライアントと対峙してきたことから、漠然と“人”に興味が湧いていた。そんな中で当社の「結論ありきのコンサルティングはしない」というスタンスに魅力を感じ入社を決め、今に至る

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